オタクに見た目の話でギクリとさせられた
オタクに見た目の話でギクリとさせられた
モーニングルーティーンて一時期流行ったじゃないですか。
Youtubeとかで有名人が朝起きてからの行動を紹介するやつ。
最近僕はモーニングルーティーンに感動した。
今回はその話をする。
もちろんダサい旦那さんの話にたどり着くから安心してほしい。
さて、僕はYoutubeで岡田斗司夫ゼミというチャンネルに登録している。
この岡田斗司夫さんという方はオタキング名乗り自他ともに認めるオタクの王様だ。
独特の切り口で映画やマンガやアニメのみならず歴史や本や果ては現代社会について持論を展開する。
その話が毎回実に面白い。
僕はよく皿洗いをしながらラジオのようにこのチャンネルを聞いている。
で、このオタキングが映画“プラダを着た悪魔”について解説した回がある。
そこで触れられたのがモーニングルーティーンだ。
ライフステージから見る“意識”
その動画ではモーニングルーティーンから“ステージ”という考え方を紹介していた。
“ステージ”とは“ライフステージ”のことだ。
以下オタキングの言葉を要約する。
階級というのは生まれながらに決まるんですけど、ライフステージというのは個人で上がったり下がったりがある。
収入が1円も変わらなくてもステージは上げたり下げたりできる。
ただし、望むステージに居続けるには本人の努力が必要。
その努力をしているかどうか一番簡単に見分ける方法が外見なんですよ。
見た目って言うのは毎日の努力なしで維持できない。
元々持っているもの(顔やスタイル)は関係ない。
つまりライフステージとは、自分の生活に取り組む意識の高さのことだ。
これに僕はギクッとした。
皿を洗う手が思わず止まり、心ざわっとが動いた。
まさに感動したのだ。
結婚して子供ができて職場の環境も安定して。
自分を磨くとうい認識を忘れていたような気がする。
「もうおっさんだから」と服や髪型にかける努力をサボっていた。
でもよく考えてみれば……
「もうおっさんだから」こそ、人の倍見かけも含めて努力しなきゃいけないのだ。
言うなればくさりかけの魚だ。
もう素材そのまま刺身や寿司にはできない齢になったのだ。
ひと手間加えないと誰にも見向きもしてもらえないのだ。
見た目と仕事の出来の関係
これは切実な問題である。
だって見た目が悪いと実際仕事や収入にも差が出るというデータがある。
アメリカのブリンストン大学が2019年に行った心理研究によると、人は着ている服によって他人からの評価が変わってしまうという結果が得られている。
日々の努力=見た目という図式は人間の無意識に刷り込まれているらしい。
見向きもされないということは、評価もされないということなのだ。
旨みのある大人になる
お菓子や映画をそのパッケージで決めることがままある。
CDのジャケ買い遊びをしたこともある。
見た目がすべてとは言わないが、見た目に担保される中身は確かにあるのだ。
鮮魚のようなフレッシュさはもう手に入らないが、せめてヅケとか熟成のうまみを出せるようなそんな人間になりたいと僕は思う。