なぜ『旦那がダサい』という悩みは共感されないのか?
なぜ『旦那がダサい』という悩みは共感されないのか?
10人ママさんがいれば2人か3人はダサい旦那さんに悩んでいる。
これは現時点ではもう疑いようのない事実である。
詳しくはこちらを参照していただきたい↓
では、もう一歩踏み込んでみよう。
実に約24%もの奥さんがダサい旦那さんに悩んでいるのなら……
どうしてこの“悩み”はダイエットや子育ての悩みほど一般的ではないのだろうか?
今回は数字的にアプローチしてみた。
結論から
ダサい夫の悩みを共感できるのはサイコロの目を当てるのと同じくらい難しいから。
具体的には16.2%程度。
一方でダイエットの悩みを共感できるのは53.4%。
実に3倍も共感されにくい。
データ・事実・証拠・考え方……
具体的にどうやって計算したかを説明しよう。
妻に訊いてみたところ、ママ友として悩みを言えるくらい仲良くなれる最少人数は4人だという。
だから仮に4人組を作ると仮定する。
学校や幼稚園のクラスのママさんのたちでランダムに4人組を作る。
この中に2人以上旦那さんがダサいという悩みを持っている人がいれば悩みが共感できるものとする。
- 20人1クラスで計算
長男の幼稚園のクラスは1組約20人。
この例を考えてみよう。
前回の調査結果で旦那さんがダサいという悩みを持っているママさんは全体の24%だと分かっている。
20人のママさんなら4.8人いることになり、切り捨てて4人が悩みを持っていると仮定する。
計算式と考え方は以下の通り。
つまり、20人の子供のクラスの中でダサい夫の問題を打ち明けまくっても、同じくらい悩んでいて共感してくれる人が現れる確率は16.2%程度だということだ。
ちなみに6面サイコロで1つの面が出る確率は1/6=16.7%。
16.2%とはサイコロの目を当てるより低い確率なのである。
クラスのママさん誰彼かまわず恥ずかしい悩みを打ち明けたところでサイコロ以下の共感度しか得られない。
これじゃあ誰も悩みを打ち明けないわ。
では同じ条件でダイエットの悩みについて考えてみることにする。
ダサい夫の悩みとまったく同じ方法でアンケートをとってみた。
するとこのような結果が得られた↓
結果だけ気になる人がいるから、それを除いて考えてみる。
よくある。ちょっとした悩みのレベル 42.8%
あるけど具体的にはまだ何もしていない 33.3%
別にない 23.8%
このデータをもとに、まったく同じ計算をしてみよう。
- 20人1クラスで計算
ダイエットの悩みを持っているママさんは全体の42%。
20人のママさんなら8.4人いることになり、切り捨てて8人が悩みを持っているとする。
前述の考えと同じように計算すると……53.4%
2回悩みを打ち明ければ必ず共感されるということだ。
ダサい夫の悩みが16.2%に対して、ダイエットの悩みは53.4%。
共感されやすさは3倍にもなるということである。
誰も見たことのないデータを見る幸せ♡
驚きだ。
こうして無理やりにでも数値化してみるといかにダサい旦那さんの問題が話しにくい悩みなのかがよくわかる。
本当に面白いデータだと思う。
道理で見えにくい悩みなわけだ。
ネットを探してもこの問題に特化したブログはここだけだろう。
なんか、すごく先進的なことをしている気になってくるのは気のせいだろうか。